一枚板テーブル・無垢材の家具 神奈川県海老名市 祭り屋ブログ

一枚板の家具、無垢材家具オーダーメイド。新潟自社工場で製造から販売まで一貫体制。海老名店 

春 La Primavera

Buongiorno ~ !


桜の季節ですね。柔らかい春の色に心が癒されます。
花の美しさは、それらを支える枝と年月を感じさせるたくましい幹があるからで、
桜の木の美しさは、鳥たちの元気なさえずり声と美しい霞がかかった春特有の空気・雨・風・土があるから...
春・夏・秋・冬の自然のサイクルは、人間の都合に関係なくちゃんと進んでます。
あらためて人間は美しい自然に生かされているのだなあと感じます。

南青山まで出勤していたイタ夫は一時休業となってしまいました。仕事再開はいつになることやらで夫は今日から、保育園児の娘&小学1年生の息子と3密生活に突入です。幸い家は田舎で富士山を望むView Pointなので本人は自粛生活も苦にならないと言っています。
近くに農家が点在しているので何とか食べ物には困らないことでしょう...
イタリアから移住して2年目となり、私たち家族にとって初の試練で不安がいっぱいですがなんとか、明るく笑顔で乗り切っていきたいと思います。


昨日入学式だった長男の小学校は、今日から休校になりました。(変だと思いませんか???)
正直、日本の行政に不信感を抱く私達夫婦はよく話し合った結果、「自分の命より大切な我が子を守ること」を優先して入学式を欠席しました。当日の朝まで正直とても迷いましたがやはりこのような結果に至りました。今後ニュースなどで流れている情報も何が正しくて何がフェイクかしっかり見極める必要があります。
でもまだまだ平和ボケムードが漂う日本。「愛する家族を守る為」に、私自身も平和ボケから逸脱しなければ! と感じてます。

3密を守って、秦野市・水無川の桜並木へ散策しました。オカメ桜、ソメイヨシノ、枝垂桜があります。7.5km(2hコース)の河川敷は整備されていて散策やハイキングに最適です。昨年は花見客で賑わっていましたが、今年はとても静かでした。
今後、散歩などの自粛が出ないことを祈ってます!


皆様もどうかお気をつけて、心身にご留意してお過ごしくださいませ。
Buona Fortuna ! (幸運を!)



●東五軒町店に大変珍しい山桜(ヤマザクラ)の天板があります。
 ↓        ↓      ↓  
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t009
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t011


ご興味のある方、是非お電話、メールでお問い合わせ下さいませ。
店は通常通り営業しております。

卒園式

Buongiorno ~


いよいよ心待ちにしていた春 La primavera ! 
コロナの影響でまさかの春となりました。


昨日は、長男の卒園式が異例の形で滞りなく無事終了しました。
異例というのは、卒園式に参加できるのは保護者一人のみ。卒園児以外は、全員マスク着用。簡略化されてしまい感動して涙するという時間もありませんでした。
でも厳しい状況の中、無事に卒園式が終わったことに感謝いたしております。

先生方ありがとうございました! 



昨日、実家の父から「ローマの日本大使館から電話が2回もあったぞ!」と。
私は、2年前すでにイタリアから帰国しているのに、大使館ではまだトスカーナ在住と把握していたらしく、安否を確認していたというのです。
うちのイタ夫は「さすが日本は真面目に国民の安否を確認しているんだな.. 逆に僕には、イタリアから全く安否確認の連絡が来ない」とブツブツ言ってました。


しかし連日のイタリアの惨状をTVで観るたびに心がとても痛み、涙がでてしまいます。

トスカーナの友達から送られた画像です。
これは、フィレンツェ隣町・Pratoの大型スーパーの前で順番待ちをしている光景。
買い物の順番待ちをするのに1mの距離をとらないといけないなんて....
かつて生活していた家具の町「Quarrata」でも感染者が2人でました。
幸い、家族のように慕っているイタリアの友人の安否確認がとれて安心していますが、60代で病気を抱えているのでとても心配です。
学校は、5月までクローズだそうです。


一日も早い終息を心より願っています。


Forza Italia ! (がんばれイタリア!)


祭り屋 海老名の竹内も頑張ります!!!



祈り

Buongiorno ~


ここ数日間、気温の差が激しいですね~。
今日はみぞれが降っています。寒いので店では薪ストーブを焚いてます。


先日、中郡二宮町の「知足寺」を訪れました。
仇討ちで有名な曽我兄弟のお墓があります。
正式名称「花月院知足寺」で浄土宗のお寺です。
お寺の名前の「知足」とは、ことわざの「足るを知る」つまり
「現在を満ち足りたものとして受け入れること」です。
日々これで良いのかと常に不安な私自身、「これでいいんだ!」という気になります。
訪れたことで少し心がほぐれました。


美しい木造建築そして、こじんまりとした境内で「つるし雛展」が開催されていました。

1815年の欄間は、見事な鳳凰彫刻でした。



現在、世界がコロナショックで揺れ動いています。


2年前まで生活していたイタリアも大変なことに...外出禁止令なんて想像するだけでストレスが溜まることでしょう。夫のトスカーナの友人の話によると買い物でスーパーに入るには、人数制限がかかり、入店した人が出るまで、次の客が入れません。毎日新鮮なパンを買うイタリア国民なのに...外に出るにも警察官が待機しているので、思うように外出できないそうです。

友人のFilippo 。彼はピサ空港とフィレンツェの町を行き来する定期バスの運転手。
観光客が激減しているので、仕事は休業中。まるで監獄にいるみたいだ~!と言っています。 
普段、明るい太陽のように陽気なイタリア人は、BAR(カフェ)でまるで歌って踊るように仲間と会話を愉しむのに、ここ数週間自由を奪われています。


私は、2001年9.11テロの頃、NYに住んでいました。エリアは金融街ウォールストリート
だったので、ツインタワーまで歩いて7分の距離でした。
幸い学校にいたので無事でしたが、その後、自宅に帰れず友達の家で常にニュースばかり
観ていました。当時携帯電話→インターネットに繋がる環境ではなかったので...
そのニュースが常にブッシュ大統領と星条旗の旗。アメリカが正義のように国民を洗脳しているようにしか思えませんでした。ニュースには流れていませんでしたが実際、自分の目で見たのは、マンハッタンは各ブロック毎に機関銃を持った軍隊が配備され、エンパイアステートビルの真上には戦闘機が... たまたまお世話になった友達の家がエンパイアステートビルの近くで、常に爆弾予告の電話が入り真夜中に避難したこともありました。まるで映画のようですね~。
1週間以上チャイナタウン以南のエリアが封鎖されていましたので2週間以上経ってようやく家に帰ると25階建てのアパートでしたが、6基のEVがストップしていたので自力で18階まで階段であがりました。見えないガラスのような粉塵が空気中に舞い呼吸もできなかったので、一人でアムトラックに乗ってカナダのトロントへ行きました。車中で観た光景が今でも忘れられません。黄金色と真っ赤に染まった美しいメープルです。
無意識に涙がでてしまいました。
少し平常心を取り戻し、日本へ帰国しました。


木は、本当に心を癒してくれます。身をもって体験しました。
https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/ebina/E181